あなたは介護予防指導士という資格を聞いたことはありますか。資格取得講習の受講対象者は、介護福祉士や看護師、保健師など、または高齢者介護に関わる資格を取得している方が対象です。その為、介護予防福祉士の資格はすでに介護や医療の仕事に携わっている方の+aのスキルとして注目されています。

介護予防指導士は高齢者の筋力低下防止の為のトレーニングや栄養知識を持つ専門資格で、介護業界において今後大変需要が高まると予測される資格のひとつです。

資格取得の為のカリキュラムは講義10科目が準備されており、3日間の計21.5時間をかけて受講します。講義10科目の内容は、介護予防概論から始まり栄養ケア、口腔ケア、筋力訓練指導、ストレッチ、転倒予防、リハビリテーション、さらに救急蘇生、認知症ケアや介護予防効果の測定と評価に至るまで幅広く知識と技能を身に着けます。

一日の講義内容毎に理解度チェックが配布され、最終日の最後に修了式を経て認定証が授与されます。修了試験はなく、3日間の講義を全て受講する事により資格取得となる点も大きなポイントです。資格取得後は老人ホーム等の介護施設、デイサービスやデイケアセンター、さらに身近な場としてはスポーツクラブやジムでも得た知識と技能を活かして業務を行う事ができます。

どの職場においても現在の日本ではまだまだ数少ない介護予防指導者の資格は需要が高く、今後ますます活躍の場が広がる事が予測されます。介護予防士指導士の資格を取得しておくことで、介護予防の専門知識を持つ証明となり、転職時も評価が上がる事でしょう。さらに他の介護予防関連の資格にも興味がある人は、『資格を活かす【介護予防】』をご参照ください。